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  • 原作:眉村 卓(講談社刊・青い鳥文庫所載)
  • 監督:中村亮介
  • 制作:サンライズ
  • 脚本:内藤裕子/中村亮介
  • キャラクターデザイン / 総作画監督:細居美恵子
  • 美術監督:金子英俊
  • 画面設計:清水健一
  • イメージ美術:吉田ヨシツギ
  • 色彩設計:小針裕子
  • 撮影監督:五十嵐慎一
  • CGディレクター:菅 友彦
  • 特殊効果:谷口久美子
  • 編集:肥田 文
  • 音響監督:清水洋史
  • 音楽:村井秀清
1976年生まれ。東京都出身。
大学卒業後、1999年マッドハウス入社
「はじめの一歩」(脚本・演出)、「花田少年史」(演出)、
「MONSTER」(脚本・演出・助監督)、「ピアノの森」(ピアノ演出)
2008年「魍魎の匣」で初監督
2009年「青い文学シリーズ『走れメロス』」(監督)
2010年 マッドハウスを離れフリーに
2011年「perfect day」(PV監督)
2012年「ねらわれた学園」(監督)
「感謝」と「等身大の自分」が座右の銘

監 督

中村亮介

『ねらわれた学園』の原作は児童文学の名作です。児童文学とは、子供が自分自身で読みたいと思う、でも時には子供を傷つける部分さえあるかもしれない、書き手も読み手も、そんな危うさを覚悟の上で、正面から向かいあった作品のことだと、僕は思っています。
今回、映画化するにあたって10代の子供たちはもちろん、年齢を重ねて読み返すごとに、なおさら奥行きを感じられるように見ていただける、そんな作品づくりを目指しています。
素直であることを、怖れない作品をつくりたい。感心されるよりも、愛される作品をつくりたい。良い作品よりも、楽しんでもらえる作品をつくりたい。お洒落で行儀の良い作品よりも、恰好悪くても本音の作品をつくりたい。親が子供に見せたい作品よりも、親はすこしは眉をひそめるかもしれないけれど、少年少女が、自分から見たいと思う作品をつくりたい。それが、今回の僕の挑戦です。

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原 作

眉村卓

原作を書いたのは、三十数年も前である。その後世の中はどんどん変わった。この作品も、何度か映像化されるうちに、他の作品の要素も入ってきたりして、そのときどきの時代を反映したものとなってきた。今度のアニメ化は画面がきれいで登場人物が群像化されている一方で、話がより複雑になっている。かつての読者には目がまわるかもしれないが現代の映像に慣れた若い人たちには、こうでなければならないのかな、という気もするのだ。

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